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フリーザトーンのホームページが公開されました! [楽器機材]

ftt_web.png本日、フリーザトーンのWebsiteが公開されました!
フリーザトーンが設立して約9年。念願のホームページを立ち上げる事が出来ました。まだまだ内容は少ないですが、少しづつ充実させて行こうと思います。またフリーザトーンのfacebookも同時に立ち上げました。国内だけでなく海外にも情報発信して行きたいと思います。

皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

今回、多くの方のお力添えがあってこのホームページが完成しました。
この場をお借りして、フリーザトーンのホームページへの機材写真掲載やLINK等、快くOKしていただいたミュージシャンの皆様、スタッフ関係者の皆様に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
また、サイトを立ち上げるにあたって私の細かい要望に応えてくださったゴーストノートのハヤカワさんに深く御礼申し上げます。ありがとうございました。




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菊地 EMMA 英昭さんの最新機材 [楽器機材]

昨年11月、EMMAさんこと菊地英昭さんに製作したカスタムのProvidence/PEC-2をご紹介いたしました。今回は、EMMAさんが吉川晃司さんのツアーで使用している最新機材を撮影させていただきましたのでご紹介いたします。

PEDALBOARD.JPGEMMAさんの足元に置かれているペダルボードです。このペダルボードはEMMAさんご本人が配線等の組み込みを行いました。非常に綺麗に配置されているのが分かります。使用されているケーブルはプロビデンス/V206です。

組み込まれているエフェクターは、Landgraff/overdrive(2ch入り)、BOSS/PS-2、Keeley/Time Machine Boost、Xotic/EP Booster、BOSS/DD-20、Fulltone/CRYDE Deluxe、VENTILATOR、t.c.electronic/Poly tuneです。

SJB.JPGこちらは、FREE THE TONE(フリーザトーン)製のシグナル・ジャンクション・ボックスです。ジャンクションボックスに接続されているLプラグにご注目ください。ボディー同士が触れても導通しないように、テープが巻かれて絶縁されています。非常に重要なポイントです。

ちなみに、このシグナル・ジャンクション・ボックスのご要望が多いため、製品化に向けて準備中です。


AMPS.JPGEMMAさんが使用している2台のアンプです。両方のアンプを音色によってPEC-2で切り替えて使用しています。








CAE.JPGこちらは、CAE/OD-100。キャビネットはBOGNERを使用して鳴らしています。









FENDER.JPGこちらは、Fender/Super Sonic 100。右側のチャンネルのみ使用しているとの事でした。









REMOTE.JPG舞台袖にセットされたリモート用のPEC-2。EMMAさんがプログラムチェンジ出来ないタイミングでテックの方が切り替えを行います。








明日、1月8日夜9時からWOWOWでこのツアーの模様が放送されます。EMMAさんのサウンドに注目してみてください。物凄く良い音がしていましたので、放送でもしっかり出ていると良いなと思います。楽しみです!

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INORANさんのNew Pedalborad完成! [楽器機材]

INORANさんのNew Pedalboradが完成しましたのでご紹介いたします。

INORAN pedalborad.JPG今回は限られたペダルボードのサイズにどうやって配置しノイズが少なくトラブルが起きにくいシステムにするかが課題となりました。何度もエフェクターの配置を変えてみて、操作しやすく、ノイズが乗りにくいレイアウトを決めました。写真をご覧いただくと分かりますが、ほぼ隙間なしでびっちりです。通常は、使い勝手を考えてエフェクターを横向きに配置することは無いのですが、今回ばかりは入らないのでごめんなさいしました。
今回組み込んだ機材は、GNI/X-treme Distortion、BOSS/BD-2(weed Mod)、Prescription Electronics /Experience Fuzz、Line6/DL4、EH/Poly Chorus、Small Clone、Jim Dumlop/ROTOVIBE、Providence/PEC-2、Providence/Provolt9です。

j-box.JPG信号の受け渡しやアンプのチャンネル切り替えを行うコントロール用のケーブルを接続するカスタムのジャンクションボックスです。このジャンクションボックスに接続されているプラグには、他のプラグと接触しても導通しないように色分けしたチューブをかぶせました。特にチャンネル切り替え用コントロールに使用するプラグのスリーブ側と信号用ケーブルのプラグのスリーブが接触し導通があると、必ずノイズが発生します。要注意です。

roto.JPGペダルボードの一番左側に配置されているのはJim Dumlop/ROTOVIBEです。INORANさんは左足で操作するため左側に配置しています。ROTOVIBEのボディーにケーブルが貼りつけてあるのが分かると思います。これには理由があって、ノイズが一番乗りにくい位置にケーブルを這わせています。移動等でケーブルの配線位置が変わってしまうとノイズの乗り方も変わってしまいますので、ケーブルを固定しました。近くにACアダプターの電源トランスがあるため、どうしてもハムが乗りにくい位置を探さなくてはなりません。1cm動かしただけでもハムノイズの乗り方が変わりますので時間をかけて配線を決めました。

power.JPGこのペダルボードの電源部です。ここが一番大変でした(笑)。見た目も良く綺麗に、さらに出来る限り小さなスペースに納めなくてはならないので、何通りもアダプターの配置を検討しました。これだけ、ACアダプターと信号ラインが近くになると、ACアダプターの影響はどうしても出てしまいます。ハムノイズをアンプから出力しノイズレベルを確認しながら配置を決めて行きます。

DC9V供給用にはProvidence/Provolt9を使用しました。内部にグランドリフト用のジャンパーを設けてあるのですが、ROTOVIBEに供給するラインだけグランドピンを抜いてリフトしました。グランドループによるハムノイズの増加を防ぐためです。

wiring.JPGProvidence/PEC-2のリア部の配線です。ケーブルはProvidence/V206ケーブルとNP-20(ストレートプラグ)、NP-20L(Lプラグ)の組み合わせです。このケーブルのシステムは私が考案しました。六角レンチを使用してケーブルをプラグに固定しますが、2点でケーブルを締め付けて固定するようになっているため、ケーブルのシールド部とプラグのスリープの接触が確実です。また、緩む事もほとんどありませんので、ツアーでの使用にはもってこいです。エフェクターを入れ替えたい時、ケーブルさえ持っていれば、簡単に長さを調節して製作することができます。プラグの再利用が簡単なので無駄にすることもありません。エコなケーブルシステムだと思います。音質もメーカーさんが頑張りました。細いのにしっかりとした音質をキープしています。ケーブルメーカーさんの努力には頭が下がる思いです。

写真をご覧になって、気づかれた方も多いと思いますが、今回用意して頂いたペダルボードの表面には絨毯が印刷されたシートが貼られています。受け取った時、本当に驚いたのですがペダルボードのサイズに合わせて作られたそうです。機材が乗っかっているので全体の模様が見れないのが少し残念ですが、明らかに他の方のペダルボードとは雰囲気が違います!

現在、INORANさんはソロツアー(Live Tour 2011 Hide and Seek)中です。12月10日にはSHIBUYA-AXでライブが行われますので、お邪魔しようと思っています。実際にライブでの音を聞くのが楽しみです。


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SUGIZOさんの最新システム(3)最終回 [楽器機材]

SUGIZOさんの最新機材紹介の続きです。今回は、ペダルボードやラックシステム等をご紹介いたします。
rack.JPGメインラックの写真です。上からTC2290、SHUREのワイヤレスレシーバー、CAJのワイヤレスセレクター、CAJのVCAユニット、右側にEVHアンプのチャンネルとFree The Toneのカスタム・アウトプットセレクターのコントロール用Mini Amp Gizmoが2台。RocksonicsのVCAユニット。Free The Toneのカスタム・アウトプットセレクター。TC2290とVHTパワーアンプ。VHTのパワーアンプは方チャンネルのみ使用して、ディレイ等のエフェクトサウンドを鳴らしています。


fx1.JPGメインのペダルボードです。右上にシグナル・ジャンクションボックスがあり、そこからiSP/DECIMETORへ接続されてからCAJ/RS616に入力されます。RS616に接続されているエフェクターは、Providence/VELVET COMP、BOSS/CE-2、BOSS/OD-1(weed Mod)、Free The ToneカスタムのA/B Box、Providence/Free The Toneのカスタムリングモジュレーター、Maxson/PDM-1です。またRS616の一つのループに拡張ペダルボードが接続されています。


ab box.JPG中央にあるのが、今年の8月に製作したA/B BOXでRS616のコントロール端子を使用して、リモート制御することが出来ます。メインサウンド用アンプとクランチサウンド用アンプへの信号の切り替えは、のA/B BOXで行っています。すぐ下にある缶は中にビンテージワイヤーが繋げられていて、サウンドに色付けをしているそうです。



ring mod.JPG中央に写っているのが、SUGIZOさんのソロサウンドで需要な役割を担うカスタム・リングモジュレーター。1998年に製作しましたから、もう13年も経ちます。2年前にオーバーホールを行いましたが、まだまだ現役です。






Velcon.JPGコンプレッサーはProvidence/VELVET COMPを使用していただいています。左側にはBOSS/CE-2とOD-1。往年の名機です。









fx2.JPGRS616の一つのループに接続されている拡張ペダルボードです。この拡張ペダルボードには、RJMのMini Effect Gizmoが組み込まれていて、各エフェクターはそのループに接続されています。MXR/は'74 Vintage Phase90、Eventide/TimeFactor、ModFactor、PitchFactor、BOSS/RE-20、t.c.electronic/NovaReverbが接続されています。


pedal.JPGSUGIZOさんの立ち位置にセットされていた機材写真です。右側にはプリセット切り替え用のRS616。左側にボリュームコントロール用のボリュームペダルが2台と、ワーミー、ワウペダルがセットされていました。

SUGIZOさんの最新機材紹介は今回で終わりです。さいたまスーパーアリーナでの公演はWOWOWでも放送されましたので、多くの方が楽しまれたと思います。SUGIZOさんのシステムについては今回が初めてのチャレンジでしたので、わからない事が多かったのですが、スタッフの方に助けられて構築する事ができました。今回のチャレンジで課題も見えてきました。それらを解決しながら、更によりよいシステムにして行きたいと思います。













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SUGIZOさんの最新システム(2) [楽器機材]

SUGIZOさんの機材紹介の続きです。今回は、10月22日にさいたまスーパーアリーナで行われたLUNA SEAのライブ時に使用されたSUGIZOさんの機材写をご紹介いたします。guitars.JPG
まずはギターから。おなじみのESP製のメインギターや数曲で使用されたFender製のギターがスタンバイされていました。SUGIZOさんの激しいアーミングに対応するため、ギターの調整には熟練の技術が必要だと聞いています。




amps.JPGメインアンプのEVH5150IIIヘッドが3台セッティングされています。実際に使用されているのは2台で、1台はトラブル時に備えてのスペアです。1台はメインで使用されていて、もう1台はサウンドの厚みを出すためクランチサウンドにセッティングされています。




cabs.JPGステージにセットされた3台のキャビネット。メインサウンド(ドライ)、クランチ、エフェクト用に分けて鳴らしています。

次回は、エフェクトボードとラックシステムをご紹介いたします。お楽しみに!





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SUGIZOさんの最新システム(1) [楽器機材]

少し前の話になりますが、10月22日にさいたまスーパーアリーナでLUNA SEAのライブが行われました。SUGIZOさんから今年の夏、このライブのためのギターシステムの相談があり、システム設計の段階から仕事をさせていただきました。複雑になりすぎず可能な限りシンプルにした上で最高の音質を得る、という事を目指しています。もっとプレイの表現が伝わるように、前に出る音が欲しいというSUGIZOさんの願いを実現しようと、サウンドテックの方やローディーの方と打ち合わせして、プランニングしていきました。SUGIZOさんのサウンドは本当に多彩です。これらを強力な他のメンバーのサウンドに負けないように構築していかなくてはなりません。

DSC03250.JPG今回採用されたのが3アンプ・システムです。詳細は次回のシステム全体の機材紹介でご紹介いたします。システム構築するのに、必要になったのが今回ご紹介するアウトプットセレクターです。一番基本となるドライサウンドを2系統に分ける役割をします。フロントパネルには、マスターレベル調整と、各出力のon/off機能とリモートコントロールの切り替えスイッチが付いています。

DSC03257.JPGリアパネルには、各出力のグランドリフトスイッチ、B-OUT側には位相切り替えスイッチが装備されています。
このセレクターの信号ラインはバランスで扱えるように設計されています。また、非常に重要なポイントですが、3台のアンプが全て接地できるように設計します。通常アンプ3台の電源ケーブル(3pinタイプ)のグランドを繋いで同時に使用すると、ほぼ十中八九、ハムノイズが発生します。しかし、各アンプの電位差を無くし、安定した状態にする為には、3台ともグランドを落としてアンプのシャーシの電位が同じになるようにしなければなりません。
今回のSUGIZOさんのシステムは、アンプでしっかりグランドが接地できるように設計しました。

次回は、さいたまスーパーアリーナで撮影させていただいた写真をご紹介したいと思います。
つづく






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菊地 EMMA 英昭さんのカスタムPEC-2完成! [楽器機材]

custom-pec2-1.jpg今回は、EMMAさんこと菊地英昭さんに製作したカスタマイズしたProvidence/PEC-2をご紹介いたします。EMMAさんはTHE YELLOW MONKEYのギタリストで現在はソロ活動や吉川晃司さんのレコーディング、ツアーサポートなどで活躍されています。




custom-pec2-3.jpg今年の夏、カスタム色でPEC-2を作りたいとご依頼いただきました。来社していただいて、色サンプルを見て頂いているうちに、ツートーンカラーも良いかも、という事になって、トップカバーとボトムシャーシの色を変えて作ってみる事になりました。この写真をご覧いただければ、思い切った色の選択をEMMAさんがされた事がよく分かると思います(笑)。

トップカバーはヘアラインの入った高級感のあるグレー調のアルマイト処理。ボトムシャーシは赤紫の焼き付け塗装です。取引先の業者さんが特注対応してくれました。本当にありがたい!


custom-pec2-2.jpgケースの色だけの特注ではなく、LED色を変更し、LEDレンズを付けて、視認性を良くしています。またソフトフェアのバージョンもVer2.0にアップグレードしています。ソフトウェアの詳細については、他の機会でご紹介したいと思います。




custom-pec2-rear.jpgリアパネルの写真です。

EMMAさんは現在、吉川晃司さんのツアーサポート中です。リハーサルに一度お伺いしましたが、極上のギターサウンドでした。ライブが本当に楽しみです!







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DC9V電源ボックス開発中!(最終回)〜保護回路 [楽器機材]

PV-9.JPGDC9V電源ボックスの開発内容の続きです。名前も決定しました。Power Box/Provolt9と名付けました。名前から9V専用の電源ボックスなんだなぁと想像していただけると幸いです(笑)。
プロビデンスのサイトでも告知されました。9月上旬発売予定です。

今回は電源で最も重要と考えている保護回路についてです。電源はこれでもか!というくらい神経質に保護回路に取り組まないと、後で何かあった時に大変なことになります。私はACアダプターに内蔵されている保護回路だけに頼る設計は行わないようにしています。ACアダプターの保護回路は最終手段と考えたほうが安全に使用できると思います。

まずは、最大電流を流した際に、何ワットくらいの熱が出るかおおざっぱですが算出します。ワット数が出れば放熱に対してどれくらいの対策をすればよいか検討が付きます。大げさに言うとケースを触って火傷するようなことは避けなければなりません。楽器の場合、炎天下の野外コンサートでの使用もありますから、意外に条件が厳しくなります。

熱対策が万全であれば、今度は不慮の事故対策。たとえばDCケーブルのプラス側(プラグの外側)がエフェクターのシャーシに触れてショートした時、いきなり大きな電流が流れます。ショートの仕方にもよりますが、DC9Vの出力は0Vに近づくわけです。その時、他の出力がどうなるかを考えなければなりません。Provolt9は6つのDC出力があるのですが、1つがショートした時でも、他の出力はDC9Vを供給し続けるように設計しました。私が知る範囲での話ですが、国内で市販されているDC9Vパワーサプライの中で、DC9Vの1つの出力がショートした際に、他の出力に影響しない製品はVoodoo Lab Pedal Power 2 Plusだけです。
コスト面が優先し、保護回路に関してあまり重要視されていないのが現状だと思います。

Provolt9のショートプロテクション回路は、オートリカバリー回路が備わっていますので、異常がなければ即時にDC9V出力が復帰します。

このように万が一のケースも考慮していますので、安心して使用していただけると思います。
もうすぐ発売です!是非チェックしてみてください。










タグ:POWER BOX PV-9
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The Effector Book vol.12 OVERDRIVE特集 [楽器機材]

od_fx.jpgThe Effector Book VOL.12がシンコーミュージックから発売されました。今回はOVERDRIVE特集。P26からのProvidenceインタビューで私が登場しますので、もし良かったらチェックしてみてください。OVERDRIVEを設計する上でどのようなアプローチをしているのかを話させていただきました。

Providenceの他にもTECH21やt.c.electronic、SHIGEMORIなど国内外のいろんなメーカーのインタビューが掲載されています。オーバードライブの基礎知識等も載っているので、かなり盛沢山で楽しめる内容です。

このエフェクターブックを読んでいて、国内にも様々なメーカーが新たに設立されてがんばっていることを知りました。他社の技術者がどのような考え方やアプローチでエフェクター製作を行っているかは、興味がありますし勉強になります。それなりに長く設計をやっていると自分の考え方が正しいはずだと、勝手に自分を正当化してしまう傾向があります。それをリセットするためにも、頭に新しい発想や思想をインプットする必要があります。自分を疑う事も必要だと思うのです。

私は高校生の時に初めてオーバードライブとコンプレッサーを作りました。当時はパーツの通販もほとんどなかった時代ですので、パーツ屋さんに買いに行くしかありませんでした。生まれは三重県ですので秋葉原に買いに行く事もできません。しかし幸運ながら母校の伊勢高校から自転車で10分くらい行った所にある電気屋さんにパーツを売っているフロアがありました。何度も何度も通った記憶があります。かれこれ25年ほど前の話です。
話は変わりますが25年以上続いているエフェクターの会社って世界でどれくらいあるのでしょうか。あまり多くないように思います。10年20年と言わず死ぬまで研究し製作し続けられたら幸せだなと思います。




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角野秀行さん(TUBE)の最新機材 [楽器機材]

Hideyuki with PC pedalboard.jpg角野秀行さん(TUBE)の最新機材をご紹介します。角野さんからピートコーニッシュのペダルボードのお話をいただいてから何年も経ってしまいましたが、今年ようやくピートコーニッシュ製のペダルボードが完成しました。
ペダルボードには、MutronIIIとt.c.electronicのコーラスが組み込まれています。そのサウンドは特別で、本当に生まれ変わったように素晴らしいサウンドになっています。MutronIIIはオートワウのかかりが強くなりサウンドも太く芯のあるサウンドです。コーラスはS/Nが良くなり奥行き感がしっかりと感じられ透き通るようなサウンドです。かつコーラスをONにしても音の太さはしっかり併せ持っています。本当に不思議なサウンドです。

入力は2系統あり、それぞれ入力レベルが調整できます。角野さんに教えていただいたのですが、レコーディング時にも、この入力レベル調整は非常に役に立つそうです。例えば曲に合わせたベースを選択する際、ベース本体ごとのレベル差をどこで吸収するかが問題になります。ベース本体ごとに出力レベルは事なる訳ですから、マイクプリアンプのゲインで調整するか卓のフェーダーで音量を合わせて比較することになります。ところがこの場合は落とし穴があっって、例えば卓側でコンプやリミッターがかかっていたいた場合、再調整が必要になります。また、オールドNEVEのマイクプリのようにゲイン調整がロータリースイッチタイプだと微調整が出来ず、また音質も若干変わってしまいます。同じ条件で比較する為には、マイクプリまで同じレベルでベースからの信号を送る必要があるわけです。そのレベル調整に、このインプットレベル調整機能が非常に役立つという事になります。通過する回路も全く同じですから、正確に同じ条件下でベースサウンドを比較する事が出来ます。

L1020029.jpgこの写真はレコーディング時のものです。ペダルボードの上にMutron/Octave Dividerが乗っています。またペダルボードの右側には、Free The ToneカスタムのBASS BLASTERカスタム・ステレオ/パラボックスが置かれています。最近はほぼ全てのレコーディングでFree The Toneカスタムのカスタム・ステレオ/パラボックスを通しているとの事でした。

PC pedalborad.jpgここからの写真はリハーサルにお伺いした際に撮らせていただいた角野さんの機材写真です。TUBEのツアー用ベースシステムにピートコーニッシュのペダルボードが組み込まれました。


main rack.jpg




こちらはメインラック。上からジュースグース、ファーマンのパワーディストリビューター、Lexicon/MPX-1、t.c.electronic/Triple-C、Rocksonics/GVCA-2、Demeter、aguilarのBASSプリアンプ。トレイには左からt.c.electronic/コーラス、デイズコーポレーション/M-BOX、Providence/Free The ToneカスタムのBass Drive Console。トレイの下には、CAE/4x4とCAJ/カスタムインターフェースユニットが組み込まれています。

BDC.jpg

Providence/Free The ToneカスタムのBass Drive ConsoleはVITALIZER、PD-3(BOOSTER)、BASS BLASTERが内蔵されたベース専用エフェクター。


amp and DI rack.jpg




こちらはアンプやD.I.が入ったラック。AVALONのD.I.が2台。AMPEGのSVT-2 PROが2台組み込まれています。

今年のTUBEのツアーは6月1日からスタートします。今年も楽しみです。













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