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ベースのピッキングとキックのアタックのタイミングについて [音楽]

今までエンジニアの方やミュージシャンやテックの方と何度も話した話題です。知ってらっしゃる方も多いと思いますが、ご紹介したいと思います。

ベースの弦をピッキングした際に出るアタック音のタイミングとドラムのキック(アタック)位置のタイミングは合わせる事が基本です。最近はプロツールスで簡単にアタックの位置をグリッドでタイミングを合わせてしまうことが出来ますから、多少リズムがよれていてもプロツールス上で修正出来てしまいます。しかしながら、プロツールスでタイミングをぴったりに合わせてしまうと、アタック音がお互いに干渉し、特にベースが聞こえにくくなってしまいます。リズムとして合っているかもしれませんが、合わせすぎるのも問題です。
具体的には、ベースのピッキングしたアタックが、キックのアタック音より若干後ろにずれている方がベースが良く聞こえるようになります。プロツールス等ソフトをお持ちの方はやってみてください。どれくらい後ろにずらすかで、リズムの聞こえ方が変わってきます。

これは、海外でのレコーディング経験が豊かなベーシストの方に聞いた話なのですが、日本だとクリックをヘッドホンで聞きながらそれに合わせて皆が演奏する。海外ではクリックより他の楽器を聞きながらレコーディングをする。自分が一番気持ち良いと感じるリズムで、(例えばキックのアタックに対してどれくらいの時間軸でベースをプレイするか)レコーディングする。なので多少リズムが揺れていてもカッコいいプレイであればokが出るそうです。
日本の音楽事情を考えると、このやり方はなかなか難しいかもしれません。シーケンスが走っている事が多くシンセ音源が多用されている状況だと、ベーシックとなるリズムが揺れているとまずいですよね。




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