福山雅治さんのギターシステム完成! [楽器機材]
やっと、福山雅治さんのギターシステム完成しました!涙、涙です。VAMPSのK.A.Zさんに製作したラックシステムも難しかったですが、今回は別の部分で本当に難しいシステムでした。アンプヘッドが3台、プリアンプ、パワーアンプが1台ずつ。使用するエフェクターは、必要最低限に抑えられているため、使用するアンプのレベル調整が重要なポイントになります。各アンプに専用のエフェクターを使用できればいいのですが、そのようなことをすれば巨大なラック群になってしまいます。各アンプのプリアンプ部を独立させ、レベル調整が出来るように設計しました。
今回、製作した主なユニットはこの3台です。PEC-2のコントロール部を使用して、信号用アナログ回路や電源回路はすべて新しく設計しました。デジタル部、リレーコントロール部、アナログ信号部は完全に独立した電源回路を持っています。また、すべてのユニットのフレーム(筐体)は、接地されていて、ラックマウントされたすべての機材は、アース付き3ピンの電源ケーブルを使用しています。アンプももちろんアース付き3ピンの電源ケーブルで接地されています。このようにすることでギターのグランドからアンプのシャーシグランドまでが同電位となり、ノイズに強いシステムが構築されます。この福山さんのシステムはグランドループによるハムノイズがありません。サムソンのワイヤレスを使用して、ハムノイズに悩まされる方は多いと思いますが、福山さんのシステムには、ワイヤレスドライバーというカスタム品を製作し、ハムノイズが発生しないようになっています。福山さんもスタッフの方もノイズの少なさに驚いていました。
いつもそうですが、今回もこのシステムを製作して納入するまでに、多くのスタッフの方のお力添えをいただきました。感謝感謝です。
このシステムを見て、福山さんは非常に喜んでくれました。途中、難しい難問がいろいろ出てきて、めげそうになりましたが、あきらめず最後までがんばってよかったなと思いました。ハードルが高いほど、超えたときの喜びも大きいものです。おそらく客席からはこのシステムを見ることができないと思いますが、音でその存在を感じていただけたらと思います。
福山さんと話をしているとき、「ラックの裏側の配線は企業秘密なんですよね?」と聞かれました。「はい、そうです。」と答えたのですが、正直驚きました。わかる人にはわかるんですね。技術職の人からすると、ワイヤリングの技術は重要な部分なので、ノイズに対して強い配線方法等、裏側の配線は興味があるところだと思います。でも福山さんは、技術者ではないですが、大切な部分を感覚的にわかったのだと思います。
自分なりですが、心がけているワイヤリングの基本は、
1.電源ラインと信号のラインは分ける。 (私は、いつも電源ラインは左側、信号ラインは右側にしています。) 2.ケーブルに負担をかけない。 (なるべく上から吊っている状態にします。) 3.緩やかなカーブを保って配線する。 (ときどき、無理やり曲がっている配線をみることがあります。) 4.美しいと感じる配線にする。 (ものすごく感覚的ですが・・・) 5.接続した複数のケーブルが構成する面積を出来る限り小さくする。 (綺麗に束ねます。) 6.信号ラインの近くに電源トランス(ステップアップトランスを含む)がないかどうか確認してから配線する。 (電源トランスの近くを通すのは避けます)。
他にも細かく言えばいろいろありますが、以上の6点は重要なポイントだと思います。自分で配線をする際の参考になればと思います。
もうすぐ福山さんのツアーが始まります。武道館も凄かったですから、今回のツアーも凄いファンの反応が見れると思います。非常に楽しみです!
今回、製作した主なユニットはこの3台です。PEC-2のコントロール部を使用して、信号用アナログ回路や電源回路はすべて新しく設計しました。デジタル部、リレーコントロール部、アナログ信号部は完全に独立した電源回路を持っています。また、すべてのユニットのフレーム(筐体)は、接地されていて、ラックマウントされたすべての機材は、アース付き3ピンの電源ケーブルを使用しています。アンプももちろんアース付き3ピンの電源ケーブルで接地されています。このようにすることでギターのグランドからアンプのシャーシグランドまでが同電位となり、ノイズに強いシステムが構築されます。この福山さんのシステムはグランドループによるハムノイズがありません。サムソンのワイヤレスを使用して、ハムノイズに悩まされる方は多いと思いますが、福山さんのシステムには、ワイヤレスドライバーというカスタム品を製作し、ハムノイズが発生しないようになっています。福山さんもスタッフの方もノイズの少なさに驚いていました。
いつもそうですが、今回もこのシステムを製作して納入するまでに、多くのスタッフの方のお力添えをいただきました。感謝感謝です。
このシステムを見て、福山さんは非常に喜んでくれました。途中、難しい難問がいろいろ出てきて、めげそうになりましたが、あきらめず最後までがんばってよかったなと思いました。ハードルが高いほど、超えたときの喜びも大きいものです。おそらく客席からはこのシステムを見ることができないと思いますが、音でその存在を感じていただけたらと思います。
福山さんと話をしているとき、「ラックの裏側の配線は企業秘密なんですよね?」と聞かれました。「はい、そうです。」と答えたのですが、正直驚きました。わかる人にはわかるんですね。技術職の人からすると、ワイヤリングの技術は重要な部分なので、ノイズに対して強い配線方法等、裏側の配線は興味があるところだと思います。でも福山さんは、技術者ではないですが、大切な部分を感覚的にわかったのだと思います。
自分なりですが、心がけているワイヤリングの基本は、
1.電源ラインと信号のラインは分ける。 (私は、いつも電源ラインは左側、信号ラインは右側にしています。) 2.ケーブルに負担をかけない。 (なるべく上から吊っている状態にします。) 3.緩やかなカーブを保って配線する。 (ときどき、無理やり曲がっている配線をみることがあります。) 4.美しいと感じる配線にする。 (ものすごく感覚的ですが・・・) 5.接続した複数のケーブルが構成する面積を出来る限り小さくする。 (綺麗に束ねます。) 6.信号ラインの近くに電源トランス(ステップアップトランスを含む)がないかどうか確認してから配線する。 (電源トランスの近くを通すのは避けます)。
他にも細かく言えばいろいろありますが、以上の6点は重要なポイントだと思います。自分で配線をする際の参考になればと思います。
もうすぐ福山さんのツアーが始まります。武道館も凄かったですから、今回のツアーも凄いファンの反応が見れると思います。非常に楽しみです!
完成おめでとうございます☆
友達が福山雅治さんの大ファンなので★なんだか私まで嬉しいです♪
by さちこーん (2009-06-13 19:02)
さちこーんさんへ
ありがとうございます!福山さん、男の私から見てもかっこよくてファンになってしまいました(笑)。
by 林 幸宏 (2009-06-14 02:00)